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安川電機がBarTenderのテンプレートライブラリを使用して、何千ものユニークな印刷対応ラベルの作成を簡素化

Region

Global

Use Case

製造

Company Size

Enterprise

安川電機によるBarTender導入のメリット

  • ラベル印刷を製造ラインと連携させることで、生産効率を高められる。
  • ラベル印刷を自動化することで、人為的ミスを低減できる。
  • レイヤーや可変データフィールドを使用してラベルフォーマットを集約することで、管理負荷を軽減できる。
  • グローバルなサプライチェーンを一元管理することで、トレーサビリティを強化できる。

1915年創業の安川電機は、モーションコントロール、ロボット、電力変換など、製造業向けの最先端技術を開発および生産しています。安川電機は1970年代に世界初の汎用トランジスタインバータを開発し、現在では日本、米国、欧州、中国、インドに生産拠点を持つ世界シェアトップのインバータメーカーです。

安川電機は、生産ラインでのバーコードラベルの印刷を自動化するためにBarTenderを使用しています。同社はこの自動化システムを世界各地の製造拠点に導入し、業務の効率化とサプライチェーン全体のトレーサビリティの向上を実現しています。

BarTenderのIntelligent Templates™を使用すれば、わずかな数のテンプレートファイルで安川電機が必要とする何千ものラベルを作成できます。

課題:非効率な手動ラベリングプロセス

「A1000やV1000ドライブなどの主力製品は、12の生産ラインで製造され、行橋市のインバータ工場から世界中に出荷されています」と、同工場生産技術部の村上課長は語ります。「当社では、トレーサビリティデータなどの情報を含むバーコードラベルをすべての製品に貼り付けており、以前からバーコードソフトウェアを使用しています。」

各製品には2枚のラベルが貼られています。1枚は製品の表面プレート、もう1枚はパッケージに貼られます。製品によって、ラベルのサイズもラベルに含まれるデータも異なります。

しかし、バーコードラベルの管理は生産ラインと連携しておらず、手作業で行われていました。ラベルはオフラインで事前に印刷され、製品に貼り付けられ、個別に確認されていました。人為的ミスは避けられない問題でした。

そして、安川電機は膨大な数のラベルを管理していました。中央のデータベースではなく、静的なラベル自体にデータを保存するという同社の従来のやり方によって、ラベルファイルが拡散し、データの保存と管理のためにリソースが増加する一方でした。

行橋市のインバータ工場で生産された製品の多くは海外に出荷されるため、出荷先によって日本語、英語、中国語のラベルが必要になります。

解決策:BarTender、ベストプラクティスと「安川電機4.0」

ラベリングプロセスの見直しを含む生産ラインの自動化は、同社の継続的改善プログラムの一部となりました。

「当社は埼玉県入間市に、モノのインターネット(IoT)と人工知能(AI)の技術を採用した次世代の『ソリューションファクトリー』を開設します」と村上氏は語りました。「新施設の生産ラインは完全に自動化されており、生産プロセスと一体化したラベリングも含まれています。これは『安川電機4.0』への進化における重要なステップだと考えています。」

同社では、データを中央データベースに保存する代わりに、静的ラベル自体に保存するという従来のやり方をとっていたため、ラベルファイルが増殖し、データの保存と管理に必要なリソースが増大しました。BarTenderのIntelligent Templates™を使用することで、安川電機は、ラベルファイル内の動的データフィールドを使用して、中央データベースに保存されたデータからラベルを作成できるようになりました。

「BarTenderを導入する前は、ラベルに表示されるさまざまなデータごとに個別のラベルファイルを作成していたため、膨大な数のファイルを管理していました」と、安川電機の生産技術本部、インバータプラント技術本部、インバータ事業部の藤原氏は語ります。「情報が変更されるたびに、すべてのラベルを手作業で更新しなければなりませんでした。複雑なラベル編集プロセスにアクセスできるスーパーバイザーが2、3人しかいないため、生産に遅れが生じていました。」

現在では、BarTenderのIntelligent Templates™を使用することで、安川電機が必要とする数千種類のラベルの作成に必要なテンプレートファイル数はほんの一握りとなりました。印刷オペレーターは、電子フォーム、シンプルでグラフィカルなインターフェイスを使用して、既存の製品情報の選択肢から選択します。ジョブ番号、バーコードスキャン、英数字キー入力などのワンアクションで、様々なデータベースから承認された製品と出荷データを収集し、ラベルに入力し、会社のオンライン施設にある様々なタイプ、サイズ、ブランドのプリンターのいずれかに印刷ジョブが送信されます。1つのジョブ番号を入力すると、通常2~4種類の異なるラベルが生成され、最大4台の異なるプリンターで印刷されます。

数千種類のラベルを印刷するために必要なテンプレートの数が少なく、オペレーターはフォームベースのポイント&クリックインターフェースを通じて既存の製品情報からラベルを作成するため、プロセスはシンプルで安全です。

各製品には、製品の型番や入出力電圧などの情報が記載されたラベル、製品のフェースプレートに貼られる「フェースラベル」、包装ラベルなど、複数のラベルが必要です。各製品のラベルコレクションは1つのマスターファイルに集約され、データ管理とアクセスを簡素化、ラベリングプロセスを合理化します。

メリット:ラベル生産の自動化によりヒューマンエラーを削減

「BarTenderの最大の利点は、プリンター選択の制約を受けることなく、ラベルの自動印刷を生産ラインと連動させられる点です」と藤原氏は語ります。「製品を迅速に生産して出荷できることは、安川電機が競合他社と一線を画している点のひとつです。BarTenderはラベル情報を一元管理でき、これまで手作業で行っていたプロセスを自動化できます」

「製品IDに基づいてプリンターからラベルが自動で作成されます。生産ラインの作業者は、製品のRFIDタグをリーダーにかざすだけす。」とインバータプラント生産技術部の村上課長は述べます。「これによってヒューマンエラーが減りました。12の生産ラインに60台ものプリンターが設置されているので、経営面でも大きな効果がありました」

事務的な負担も軽減されます。「BarTenderのレイヤー機能を使えば、カスタムコードのスクリプトはほとんど必要ありません」と藤原氏は話します。「プログラミングスキルがなくても、フォーマットを管理できるようになったので、ラベル管理プロセスを合理化できました。」

より強固なグローバルサプライチェーン

安川電機はBarTenderを米国、欧州、中国、インドの施設で展開しています。世界中のラベリングプロセスを標準化することで、同社は新たなサプライチェーンの効率化を実現しました。「BarTenderの多言語機能は、私たちの新しいラベリングプログラムの成功に大きく貢献しました」と村上氏は語ります。「行橋市のインバータ工場で生産された製品の多くは海外に出荷されます。日本語、英語、中国語という異なる言語レイヤーを別々のレイヤーに保存しています。当社では、配送先住所ごとにラベルの文言を管理しており、グローバルサプライチェーン全体における生産管理とトレーサビリティの確保に大きな影響を与えます。」

BarTenderの世界レベルの技術サポートは、安川電機のソフトウェアへの投資に付加価値を与えています。「BarTenderは安心感を与えてくれます」と藤原氏は語ります。「BarTenderのサポートチームは、問題が発生するといつも迅速に解決してくれるので、当社の生産ラインを稼働し続けるのに貢献しています。」

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