ホエーの先取り：DairyChem社、BarTenderでラベリングミスを96％削減

地域

Global

ユースケース

食品および飲料

企業規模

Enterprise

重要なニーズ：

サイロ化されたデータベースは、ラベルデータ入力のために大量のメモリを呼び出す必要があった
手作業による入力とプロセスにより、データの不一致やラベリングエラーが多発していた
新規顧客注文受付プロセスと新しいラベルテンプレートのワークフローが煩雑
製品別GHS規制ラベルへの対応

メリット：

ラベリングでのミスを96％削減そして人的資本の節約によって全体的な生産性を向上
BarTenderをBlend ERPやNetSuiteと統合することで、2クリックでラベルを印刷
いつでも他の場所にリモートですべてのラベルを印刷
GHSに準拠し、製品ごとにラベル内容を動的に印刷

BarTenderはBlend ERPやNetSuiteと統合され、あらゆる製造現場へのあらゆる製品ラインのラベル印刷を簡素化します。

1993年に設立され、インディアナ州フィッシャーに本拠を置くDairyChemは、天然乳製品フレーバー市場の革新的リーダーとして活躍しています。カスタムソリューションを専門とする同社は、伝統的な乳製品からソース、スープ、スナック菓子などの多様な用途まで、幅広い食品に対応しています。乳製品香料（フレーバー）は、一般的に低脂肪食品で失われる風味を回復させるために使用されます。風味を加えるだけでなく、口当たりを良くしながら、乳製品に代わるコスト削減を実現します。DairyChemの品質へのこだわり、顧客中心の製品開発、効率的なサービスは、飲食料品業界において信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。

課題：

ラベリングエラーと手作業によるプロセスが収益に影響

DairyChem社で21年間勤務したKyle Hunt氏は、オペレーション担当副社長として会社を率いています。彼の最大の課題と責任は、生産スケジューリングと全製品の正確なラベリングにあります。彼の役割の大部分は、古いLabel Matrixラベリングシステムによる手作業プロセスへの対応でした。このシステムでは、顧客番号、製品コード、有効期限、ロットコードについて、しばしば膨大な手作業によるデータ入力、さらには記憶による呼び出しが必要でした。この手動システムは、週に約5～6件、年間286件のラベリングミスを引き起こし、出荷に大きな支障をきたし、製品のラベリングのやり直しを余儀なくされました。誤ったラベルを貼るたびに、1週間に400～500ペール缶の製品の手直しが発生しました。2012年にGHSが標準化されると、これらの作業はさらに複雑になり、製品に詳細なピクトグラムや警告ラベルが必要になりました。業界のコンプライアンスと製品ラベリングの要件がこのように変化したため、DairyChemの社内プロセス、安全データシート、すべてのラベルの更新が必要になりました。

解決策：

データ統合により、2クリックでラベル印刷を自動化

過去10年間で、DairyChem社は著しいデジタルトランスフォーメーションを遂げ、手作業によるラベリングプロセスから、BarTenderとの高度な統合と自動化の活用へと移行しました。この進化は、ラベリング業務全体を簡素化および最適化するために設計された包括的なシステムの統合に結実しました。この変革の中心にあるのがBarTender Enterpriseです。BarTender Enterpriseは、どのようなラベル印刷でも、どのような印刷オペレーターでも、どのような場所でもたった2クリックで実行できるようにします。「見た通りのものが得られます。テンプレートに表示されているものを、そこにドロップし、表示方法を変更して印刷します。わかりやすいです」とKyle Hunt氏は言います。この合理化されたプロセスは、手作業で顧客情報を呼び出す必要性をなくすだけでなく、ラベリングエラーを96％削減するという驚くべき結果をもたらしました。

DairyChem社は、新しい顧客が増えるたびに、その顧客独自のニーズと要件を受け入れてきました。ロット番号、賞味期限、製造日などの重要な内容から、QRコード、バーコード、さらにはパーソナライズされた企業ロゴなど、より専門的な要件まで、各顧客はラベルに独自の仕様を持っていました。BarTenderのテンプレートベースのアプローチを使用することで、DairyChem社は必要なすべてのデータをシームレスに統合し、オンデマンドラベル印刷用のラベルテンプレートに読み込むことができました。このプロセスにより、注文受付プロセスが迅速化され、チームは1日により多くの注文に対応できるようになりました。注文処理の効率が向上したことで、DairyChem社は収益を上げ、より多くの拠点に事業を拡大できました。

Integrated Productivity Systems、LLC（IPSi）の社長Rick Schilling氏と彼のチームの支援により、DairyChemチームはBlend ERPを介してNetSuite環境と直接統合し、プラットフォーム内の総合的なユーザー機能強化を実現しました。Blend ERPはBuilt-For-NetsuiteネイティブのSuiteAppsファミリーで、配合管理からラベリングまで、プロセス製造業者をサポートします。そのSuiteAppsの1つにBarTenderラベル印刷があり、これを使用すると、NetSuiteとBarTender（オンプレミス、クラウドを問わず）間でワンクリックで印刷できます。この洗練された統合システムにより、現場の作業員は必要なときにいつでも効率的にラベルを作成できます。数回クリックするだけで、ラベルを選択し、目的のプリンターですぐに印刷できます。この2つのラベルを1つのプロセスで作成することにより、ラベル全体の作業効率が向上し、DairyChem社は無駄のない製造工程を構築できました。