BarTenderは、手作業によるラベルの修正に費やす時間を削減し、ラベルの正確性を迅速かつ効果的に向上させます。

Thermal Ribbons Australia社は、家族経営の小さな会社から、品質、技術革新、顧客満足へのコミットメントで、有名な業界リーダーへと発展してきました。2001年に設立され、ブリスベンを拠点とするThermal Ribbons Australia社は、リボンの製造、流通、出荷を行っています。現在、オーストラリアで最も知名度の高いリボンメーカーのひとつである同社は、TTRの再販業者、ラベル製造業者、受託包装業者、代理店に独占的に販売しています。

課題：

手作業と時間のかかるプロセス

2019年、Thermal Ribbons Australia社はサービスを拡大し、再販業者が顧客に販売するリボンにブランド名や品番を組み込めるカスタマイズされたラベリングを使用し始めました。これらのカスタマイズは、社内のラベリング、リボン内部へのバッチコードの適用、顧客への製品出荷用のラベリングなど、顧客にとって複数の目的を果たすものでした。

BarTenderを採用する前は、Thermal Ribbons Australia社のスタッフは注文ごとにラベルを手作業で修正し、数量や日付、リボンの種類を調整していました。手作業によるデータ入力は、非常に時間がかかるだけでなく、時には人為的ミスが発生し、顧客の製品がPOSシステムと互換性を失う可能性もありました。

ラベルの正確性は極めて重要でした。ラベルが正確でないと、顧客の事業運営に支障をきたし、その結果、収益が減少したり、ベンダーが変更されたりする可能性があり、最終的にはThermal Ribbons Australia社の事業にも悪影響を及ぼす可能性があるためです。

解決策：

動的データと条件付き印刷による統合ラベルテンプレート

BarTender Professionalエディションへのアップグレードは、Thermal Ribbons Australia社がラベリング業務をデータベースに接続し、手作業によるデータ入力とラベル作成プロセスを排除した最初のケースとなりました。データベースとの接続を確立した後、チームは約100のラベルテンプレートを単一のコアテンプレートに合理化し、データベースからコアテンプレートにシームレスにデータを流し込むことで、従来ラベリング目的で手作業によるデータ入力に費やしていた時間を大幅に削減しました。

Thermal Ribbons Australia社は、BarTender Professionalエディションの強化された機能を使用することで、ExcelやCSVファイルから直接ラベル生成プロセスとプリンターを接続し、潜在的な問題点を効果的に削減しました。組織内の全従業員が短時間のトレーニングを受け、追加支援が必要なときにはいつでもチームメンバーが介入して支援できる体制を整えました。直感的なユーザーインターフェイスと簡単なセットアップにより、主なラベルオペレーターは、一貫して効率的なラベル印刷を行うためのバックアッププランを備えた合理的なワークフローを確立できました。

BarTenderは、約30種類の顧客固有のボックスとリボンのテンプレートの条件付き印刷を導入しました。また、BarTenderのプリントステーションを採用することで、ネットワーク全体のラベル印刷をどこからでも有効にし、オペレーターがエラーを軽減できるようになりました。BarTenderの条件付き印刷では、ドキュメント内の異なるオブジェクト、レイヤー、テンプレートがいつ印刷されるか、または非表示になるかを指定するデータ駆動型の自動化ルールを作成しました。この機能により、顧客固有のボックスとリボンテンプレートの自動印刷が可能になり、顧客はロゴ、レイアウト、スタイリングをパーソナライズできるようになりました。Thermal Ribbons Australia社は、追加のリソースを必要とすることなく、より多くの顧客へのパーソナライゼーションサービスの拡大を実現しました。

社内プロセスの自動化が進むにつれて、Lusk氏は、日々のラベリング業務や運営管理に携わることで以前は後回しになっていた営業やマーケティング活動に重点を置けるようになりました。

「このような洗練されたラベリングソリューションをこれほど容易に導入できるという事実を、もっと早く知りたかったです。」

- Thermal Ribbons Australia社オーナー、Ron Lusk氏