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BarTenderのIntelligent Templatesは、Polysciences社の完全統合型ラベリングシステムに一貫した正確なGHSコンプライアンスを提供するとともに、ライブラリ内のテンプレート量を大幅に削減します。
特殊化学品および受託製造業者であるPolysciences社が新しいSAPビジネスシステムを本番環境に導入した際、従来の手動ラベリングのセットアップが時代遅れとなりました。
BarTenderのパートナーであるIntegrated Productivity Systems(IPSi)は、同社のラベリングプロセスを全面的に見直し、クラス最高のシステム統合を実現しました。現在、Polysciences社は、バッチチケットのバーコード、自動入力できるロット番号、有効期限、必要数量、そしてGHS準拠を実現する、企業の成長に応じた拡張可能なデジタル化および自動化されたオンデマンド印刷のラベリングシステムを導入しています。
Polysciences社は4,000を超えるSKUを管理し、1日に1,000枚から3,000枚のラベルを印刷しています。ピクトグラムや赤色表示の印刷を含むGHSコンプライアンスは、極めて重要な問題です。
同社は、Microsoft Accessデータベースにデータを保存していましが、これらは接続されておらず、使い勝手も悪く、同社のラベリングシステムとも統合されていませんでした。そのためラベリングには手間がかかり、品番、製品説明、ロット番号、有効期限、数量などのデータを手作業で、しかも手書きで入力する必要がありました。ラベルは2色の熱転写プリンターで印刷しているために、高い経費で無駄が多くなっていました。コンプライアンス、正確性、効率性も損なわれました。会社全体で4,000を超えるラベルフォーマットが保存されていました。
60年にわたる同社の名声は、品質へのこだわりによって築かれました。同社は、より優れたラベリング方法を模索していました。
「当社は、自分たちのシステムが持続不可能であることに気づきました。バックエンドが完全に統合できないソリューションで構成されていたため、手作業による介入が必要で、システムの保守が困難でした」と、Polyscience社のビジネステクノロジー担当ディレクター、LeeAnn Everitt氏は語りました。「私たちは一歩下がってラベリング業務の状態を評価しました。」
「私たちは一歩下がってラベリング業務の状態を評価することで、本来ラベリング業務はどのようなものであるべきかというビジョンを直感的に描き始めました。」
Polysciences社のラベル生産マネージャー、Kim Doherty氏とそのチームは、ラベルデータ管理と印刷システムの非効率性を補うためにあまりにも多くの時間を費やしていることを認識し、サポートを求めました。
Polysciences社がBarTenderに関して問い合わせた際、単にライセンスの見積もりを求めていただけでした。そこで弊社は、統合パートナーであるIntegrated Productivity Systems(IPSi)をPolysciences社に紹介しました。
IPSiは、利用可能な最高のテクノロジーを活用することで、お客様の非効率なビジネスプロセスを修正し、複雑で異種混合のシステムを簡素化することを専門としています。IPSiのRick Schilling社長は次のように語りました。「とてもシンプルなことです。人々は、ワークフローやテクノロジーに関して問題なしの環境を常に求めています。
私たちはGHSコンプライアンスの要件に関する知識を活用し、SAP/BatchMaster(バッチ製造生産システム)、Lisam ExESS、BarTenderを連携させて、Polysciences社の製造ラベリングを自動化する方法を考案しました。」
接続面で煩わしいMicrosoft Accessデータベースとそれに関連する方法を排除して設計されたバックエンドの改良により、Polysciences社はラベル管理システムを刷新しました。新しい完全に統合されたシステムは、プロセスの自動化を通じてラベリング業務を合理化および簡素化するために、すべての重要なコンポーネントをまとめるように設計され、効率的な印刷オンデマンドカラーラベリングのためのエプソンカラーラベルプリンターが含まれています。
システムは、複雑な可変データとワークフローを管理するためにBarTenderのIntelligent Templates™を活用し、同社が保管および管理するラベルファイル数が大幅に削減されます。BarTenderの導入により、Polysciences社はシステム内のテンプレート数を4,000からわずか7に減らせました。
Polysciences社のラベリングシステムでは現在、データベース、生産システム、ラベリング、プリンターが完全に統合されています。
すべてのコンポーネントが同じソースであるERPからデータを取得しているため、GHSや安全データシート(SDS)などの関連ドキュメントを含むラベリングは一貫性があり正確性を確保できます。また、変更管理は瞬時に実行できます。システムのメインデータを編集すると、その更新内容はラベリングシステム全体にカスケードされ、即座に本番環境に適用されます。
すべてのシステムを自動化して接続することで、ラベル情報が動的に入力されるため、手動によるバッチ入力が不要になり、人為的ミスの可能性が大幅に減少します。
BarTenderの動的データテクノロジーを活用することで、同社は管理するラベルテンプレートの数を4,000からわずか7に減らし、新たな組織効率、データ管理に費やすリソースの飛躍的な削減とファイルアクセスのより良い安全な制御を実現しています。