Bosma Enterprises社は、視覚に障害を持つ作業員へのトレーニングと雇用を提供する中西部最大級の非営利団体として100年以上の歴史を誇ります。同社は企業と提携して製品、サプライチェーンマネジメント、物流を提供することで、通常なら失業率70％に直面する視覚に障害を持つ人への雇用創出に貢献しています。Bosma社は視覚に障害を持つ方を雇用し、地域社会を支援するだけでなく、高品質の製品を退役軍人病院をはじめとする全国の顧客に提供しています。

EMP Technical Groupの協力のもと、Bosma社は米国全土の退役軍人病院に使い捨て手術用医療機器を提供しています。

「このシステムによって、私たちは視覚に障害を持つ方々を成功に導き、彼らがフルタイムの業務を遂行できるように自立性を提供できるのです。」

- 最高技術責任者Jason Bailey氏

課題点：

手作業によるラベリング作業では、目視によるチェックが必要で、視覚に障害のある作業員には困難が伴います。

Bosma社では、ロット追跡、ロットトレーサビリティ、有効期限、その他トレーサビリティや追跡が必要な手術器具にラベリングを使用しています。一部のプロセスでは、製品を別の箱に詰め替える必要があり、この作業は手作業で行われていたため、ラベルのデザインや印刷を視覚に障害のない人が行わなければならず、不正確さが生じることがありました。製品のラベルが間違っていた場合、間違った製品が顧客に出荷される可能性があり、顧客の信頼を失い、製品の納期に遅延が発生します。「視覚に障害を持つ人にとって、小さな文字で書かれた数字を読もうとしたり、すべてが正確であると確認するために2度も3度も見直したりするのは大変な作業です」とキットルームスーパーバイザーのKen Massey氏はこう語っています。多くのプロセスやラベルの品質保証には視力に問題のない人が確認をする必要があったので、視覚に障害を持つ作業員が自律的に仕事をすることは困難でした。

解決策：

Bosma社がExcelデータベースとの自動統合でラベリングワークフローを合理化

Bosma社は、すべての製品情報をExcelデータベースで管理しており、費用のかかるリコールを避けるためには、このデータを製品ラベルに正確に転送することが極めて重要でした。EMP Technical Group社は、Bosma社に技術的な運用の専門知識を提供し、Bosma社のデータベースとBarTenderの統合を支援しました。この統合により、データベース情報が自動的にBarTenderに転送され、ラベルに適切な情報を配置できるようになりました。この自動化により、以前は手作業で行っていたデータ入力やラベル確認がすべて必要なくなりました。動的データにより、オペレーターはBarTenderを使用して必要なラベルをオンデマンドで印刷できるようになり、再確認する必要なく、印刷されたラベルの正確性が保証されました。この新しいラベリングプロセスは、ラベリングを行う作業者が正しいラベルを識別して印刷する時間を節約し、ワークフロー全体を合理化します。

「BarTenderのおかげで、生産工程が本当に簡単になりました。新しい製品を手に入れたり、新しい仕事を始めるたびに、最初からラベルを作成する必要がなくなり、Bosma社の生産エリアでの作業が合理化されました。」

- フローティングスーパーバイザーBernie Wilmer氏