BarTender IDプロバイダーの移行
BarTender Cloudは、2024年10月6日よりIDプロバイダーを移行します。
次のリリースの一環として、BarTender CloudはIDプロバイダーを変更し、認証を合理化し、ラベリング業務のセキュリティを強化します。移行は2024年10月6日から開始されます。
このプロセスはシンプルでわかりやすく設計されています。BarTender Cloudユーザーは、2つの項目を完了するだけです。
- 新しいアカウントのサインインURLを使用してアカウントを再登録する
- BarTender Cloud APIに接続されているすべてのアクセストークンを移行する
以下の情報、技術文書、リソースで最適な準備方法をご確認ください。
移行に必要なアクション
BarTender Cloud管理者向け情報
- アメリカ地域のみ:すべてのBarTenderとの統合に新しいアウトバウンドIPアドレスを追加します(IPアドレスの一覧については、よくある質問を参照してください)。
- ブラウザのキャッシュをクリアします。
- Print Gatewayを再インストールします。
- BarTender Cloudからの自動送信メールを開きます。件名は次の通りです。「アクション必須:更新されたBar Tender認証システムに関するお知らせ(Action Required: Updated BarTender Authentication System Notification)」
- パスワードをリセットするには「パスワードを作成(Create Password)」ボタンをクリックするか、またはボタンの下に表示されるリンク(https://OrgName.account.am1.bartendercloud.com)をご利用ください。
- 新しいアカウントのサインインURLをブックマークする
BarTender Cloud Automationをご利用のお客様向け情報
- アメリカ地域のみ:すべてのBarTenderとの統合に新しいアウトバウンドIPアドレスを追加します(IPアドレスの一覧については、よくある質問を参照してください)。
- ブラウザのキャッシュをクリアします。
- Print Gatewayを再インストールします。
- BarTender Cloudからの自動送信メールを開きます。件名は次の通りです。「アクション必須:更新されたBar Tender認証システムに関するお知らせ(Action Required: Updated BarTender Authentication System Notification)」
- パスワードをリセットするには「パスワードを作成する(Create Password)」ボタンをクリックするか、または、ボタンの下に表示されるリンク(https://OrgName.account.am1.bartendercloud.com)をご利用ください。
- 新しいアカウントのサインインURLをブックマークする
- 追加のアクセストークンを移行する(Webアプリケーションなど)
IDプロバイダー移行チェックリスト
以下に、シームレスな移行に必要なものを示します。
- BarTender Cloud組織ドメインID
- 更新されたログイン認証情報
- 影響を受けるクライアントアプリケーションのリスト(Web、コンソーラー、サーバーなど)
- BarTender Cloudを使用しているチームメンバーのリスト
IDプロバイダー移行技術文書
- BarTender Cloudを使い始める
- BarTender Cloud - 新着情報
- BarTender Print Connector for Microsoft Dynamicsを使い始める
- 顧客認証アプリのアップデート方法
よくある質問
よくある質問
一般
弊社では、すべてのお客様のセキュリティを考えた上で変更することを決定しています。IDプロバイダーを変更することで、BarTender Cloudのお客様に対してカスタマイズされたセキュリティの柔軟性と拡張性を提供できるようになります。
BarTender Cloudは、特定のアカウントやBarTender Cloud APIにアクセスする組織ドメインIDを導入します。それぞれのBarTender Cloudアカウントは、ユーザーやアプリケーションタイプ(Web、コンソール、サービスなど)のアクセストークンを要求する際に必要となる組織ドメインIDを受け取ります。
移行後初めてログインする場合、BarTender Cloudから組織ドメインIDと新しいアカウントへのログインリンクを提供するメールが届きます。新しいログインリンクの形式はhttps://ORGID.account.REGION.bartendercloud.comです。
追加のアクセストークンを使用してBarTender Cloud APIに接続している場合は、2024年12月31日までに移行を完了させる必要があります。既存のトークンは有効なままですが、移行されていないトークンはこの日を過ぎると機能しなくなります。
BarTender Cloudアカウントの再登録は必須です。新しい組織ドメインIDでは、BarTender Cloudにログインするために使用するURLが変更されます。
アカウントを再登録しない場合、BarTender Cloudへのアクセスは完全に失われます。
お住まいの地域の移行予定日以降であれば、いつでもアカウントを再登録することができます。地域の移行予定日に、BarTender Cloudから組織ドメインIDと新しいアカウントへのログインリンクを提供するメールが届きます。新しいログインリンクの形式はhttps://ORGID.account.REGION.bartendercloud.comです。
お住まいの地域の移行日をご確認ください。
- 10月6日(日):アジア太平洋
- 10月13日(日):ヨーロッパ、中東、アフリカ
- 10月19日(土):北米、南米
- 52.33.105.26
- 54.244.69.255
- 44225174104
- 34.217.238.27
- 35.82.91.66
- 44.227.20.62
組織ドメインIDは、地域の移行予定日にBarTender Cloudからメールで届きます。
お住まいの地域の移行日をご確認ください。
- 10月6日(日):アジア太平洋
- 10月13日(日):ヨーロッパ、中東、アフリカ
- 10月19日(土):北米、南米
BarTender Cloudに初めてログインする際に表示されるURLは、組織がどのデータセンター(リージョン)を使用しているかを示しています。現在、BarTender Cloudは3つのデータセンターでホストされており、URLは以下のように地域の接頭辞を使用しています。
- am1.bartendercloud.com:南北アメリカ地域でホストされている組織を対象
- ap1.bartendercloud.com:アジア / 太平洋(APAC)地域でホストされている組織を対象
- eu1.bartendercloud.com:ヨーロッパ / 中東 / アフリカ(EMEA)地域でホストされている組織を対象
受信トレイの迷惑メールフォルダーやスパムフォルダーをご確認ください。
BarTender Cloudからのメールが見つからない場合、既に使用しているオリジナルのBarTender Cloud URLを使用して、組織を検索し、パスワードを更新することで、アカウントを再登録することができます。
はい。Print Connector for Dynamics 365 Business Centralでは、トークンの生成にクライアントシークレットが必要になりました。Business Centralの「BarTender設定(BarTender Setup)」ページに移動し、設定フォームの「クライアントシークレット(Client Secret)」フィールドに情報を入力することで、クライアントシークレットを追加できます。Print Connectorの変更に関する詳細は、こちらをご覧ください。
アクセストークンは、ログインセッションのセキュリティ資格情報を含み、ユーザーを識別します。
アクセストークンは、BarTender Cloudにログインする際に生成され、セッション中はお客様の代理として管理されます。BarTender Cloud APIを呼び出すWebアプリケーションとやり取りする場合、BarTender Cloud APIはアクセストークンを使用してリクエストを行うユーザーを識別し、管理者が設定された権限と照合できるようにします。
新しいIDプロバイダーは、元のIDプロバイダーと同じ業界標準の技術とプロトコルを維持しながら、次のような新しい機能を実現しています。
- 複数の組織で個別のメールアドレスを使用する
- Googleがサポートする連携ログインでアクセスを合理化する
- 特定のアプリケーションへのアクセスを制限し、チームによる未許可のアプリケーションの使用を防ぐ
最新のBarTender Cloudのリリースには、以下の機能と機能強化が含まれます。
- プリンターレベルのユーザー権限、プリンターのグループ化、役割ベースの設定など、プリンター管理を合理化するための新しい拡張制御設定
- 印刷ジョブの履歴機能の強化 - 特定の条件で過去の印刷を検索したり、詳細なプリンター操作ログをエクスポートしたりする機能
- 新しい再印刷機能 - すべての再印刷ジョブの包括的なログとともに個々のファイルを再印刷可能
- 複数のレコードを一度に入力しインポートするための新しい埋め込みデータビューを含む、テンプレートアシスタントUIの更新
- MySQLデータソース(Azure DBおよびAmazon RDS)を新たにサポート
いいえ、BarTender Cloudテナントスペースからログアウトし、アクセスしたい新しいBarTender Cloudテナントスペースにログインする必要があります。
アプリケーション
はい。追加のアクセストークンを使用してBarTender Cloud APIに接続している場合は、2024年12月31日までに移行を完了させる必要があります。既存のトークンは有効なままですが、移行されていないトークンはこの日を過ぎると機能しなくなります。
ほとんどのクライアントアプリケーションは、再作成する必要はありません。しかし、実装によっては、アプリケーションがアクセストークンを要求するために必要な小さな変更があるかもしれません。
参考までに、更新されたサンプルWebアプリケーションに関する記事で、BarTender Cloud対応アプリケーションの作成方法を確認してください。以下は変更点の概要です。
- スコープ「user:query」は新しいIDプロバイダーではサポートされないので、削除する必要があります。ログインに含まれる場合、エラーとなります。
- ログインフロー中に固定組織ドメインIDを伝え、組織プロンプトを回避することは可能です。
- OnRedirectToIdentityProviderForSignOutハンドラーが若干変更され、ログアウト時のリダイレクト先を伝えるために使用されるクエリパラメーターの名前が変更されました。
BarTender Cloud対応アプリケーションの作成方法については、更新されたサンプルコンソールアプリケーションに関する記事をご覧ください。以下は変更点の概要です。
- スコープ「user:query」は新しいIDプロバイダーではサポートされないので、削除する必要があります。ログインに含まれる場合、エラーとなります。
- トークンリクエストには、対象の組織ドメインIDを含める必要があります。任意のメールアドレスが複数の組織で使用されている可能性があるためです。
OIDCディスカバリードキュメントアプローチを使用している場合、アプリケーションは現在使用しているアクセストークンの有効期限が切れるまで動作し続けます。
アプリケーションが新しいアクセストークンを取得しようとすると失敗します。これは、スコープ「user:query」が引き続き指定されており、以前のパスワードベースの認証サンプルには、このドキュメントで前述した、現在必須となっている「OrganizationDnsName」クエリパラメーターが含まれていなかったためです。